先日(
8/9付き当ブログ参照)、孫悟空さまからお教えいただいた朝日新聞の記事をよーやく図書館に行ってコピーしてきました。
文化面の「単眼・複眼」という小さめのコーナーで、出版・報道関係者向けに中沢新一氏と島田雅彦の公開対談が行われた、という記事デス。
“皇居の森に眠る「縄文」、近代天皇制と深く共振”という見出し付き。
いつ行われたのは明記されていませんが、それぞれの近著、中沢氏の『アースダイバー』、島田雅彦の『おことば』についてお話したそうな。
『アースダイバー』の最終章は皇居だそうで、太田道潅が城を築いた岬は縄文時代から陸地であり、後世埋め立てによって広がった江戸の中心になった、と。で、皇居となった近代以降は手つかずの森として残り、その森番ってのが中沢氏考えるトコロの象徴天皇像とのコト。
ナールホド〜。エトロフの森とムリヤリくっつけた島田雅彦とはサスガに違うネェ。
で、今となっては森も天皇制も単純に“イラナイ”とは言えないそうで、島田雅彦は“どの政治家も支持出来ない。唯一支持するとすれば天皇かな”と話したとのこと。
森も天皇も絶滅寸前の貴重種だから惜しがっている気持ちが根底にあるようデスネ。
孫悟空さま、ありがとうございました!